「ジャパンモビリティショー2023」で展示された軽商用EV

 ダイハツ工業とスズキ、トヨタ自動車は29日、3社で開発中の軽商用電気自動車(EV)について、2025年度中の発売を目指すと発表した。当初は23年度中に発売する予定だったが、ダイハツの認証不正問題の影響で延期していた。

 ダイハツの軽商用車「ハイゼットカーゴ」がベースで、3社で共同開発したEVシステムを搭載する。生産はダイハツが担当し、スズキとトヨタにOEM(相手先ブランドによる生産)供給する。商品企画にはコマーシャル・ジャパン・パートナーシップ・テクノロジーズ(CJPT、中嶋裕樹社長、東京都文京区)も加わった。

 ダイハツはまた、認証不正問題が一段落したためCJPTに復帰したことも発表した。