2023年度内に発売予定だった軽商用EVは、ダイハツ「ハイゼットカーゴ」をベースにEVシステムを共同開発した

 ダイハツ工業は13日、一連の認証不正を踏まえ、国内商用車連合のコマーシャル・ジャパン・パートナーシップ・テクノロジーズ(CJPT、中嶋裕樹社長、東京都文京区)に脱退を申し入れた。ダイハツがCJPTとCJPTアジアにそれぞれ出資している株式10%分はトヨタ自動車に譲渡する。

 同日の共同記者会見で、ダイハツの新社長に就任する井上雅宏氏が「ステークホルダーに迷惑をかけていることに加え、再発防止策を最優先するため脱退を申し入れた」と語った。ただ、軽商用電気自動車(EV)関連のプロジェクトについては「スズキ、トヨタと連携し、ダイハツもその役割を担っていく」(CJPT)と言う。