ダイハツ仕様車

 スズキ、ダイハツ工業、トヨタ自動車、コマーシャル・ジャパン・パートナーシップ・テクノロジーズ(CJPT、中嶋裕樹社長、東京都文京区)は17日、商用軽電気自動車(EV)のプロトタイプを公開した。ダイハツとスズキ、トヨタの3社で共同開発したEV機構を搭載し、満充電で約200キロメートル走る。ダイハツ「ハイゼットカーゴ」をベースとし、生産もダイハツが担当する。2023年度内に3社で販売する。

 先進7カ国(G7)広島サミットに合わせて18~21日に開催する日本自動車工業会(自工会、豊田章男会長)のイベントでプロトタイプを展示する。

 バンタイプの軽商用車で、トヨタなど自動車4社が出資する商用車の技術企画会社であるCJPTがラストワンマイル輸送用に最適な仕様を追求した。ダイハツの工場で生産し、トヨタとスズキにOEM(相手先ブランドによる生産)供給する。