トーヨータイヤはトラック・バス用タイヤの状態管理アプリケーション「タイヤサプリ」を開発し、テストマーケティングを開始したと発表した。人工知能(AI)を用いた摩耗予測などの機能を実装し、車両の効率管理や運行トラブルの未然防止に役立てる。
主な機能は①摩耗予測表示②空気圧、温度モニタリング③状態異常検知・通知④タイヤ管理―の4項目。TPMS(タイヤ空気圧監視システム)から得たデータや車両側の走行記録を基に、タイヤの状態を把握する。摩耗予測にはAIを活用し、実測との誤差は最大1㍉㍍程度までに抑えられるという。他社製タイヤにも対応する。すでに物流事業者4社とテストマーケティングに向けた協議を進めており、本格展開に向けて弾みをつけたい考え。まずは「顧客の囲い込み」(井上晃一アジア・オセアニア営業本部長)を狙いつつ、早期の収益化を目指す。