トーヨータイヤは、独自のタイヤ設計基盤技術「T―MODE(T―モード)」に、最新のHPC(高性能コンピューティング)システムを導入したと発表した。新システムでは、大規模シミュレーションの計算時間を、最大で従来の2分の1以下に短縮できるという。

 T―モードは、コンピューター支援設計(CAE)と人工知能(AI)技術を組み合わせた同社独自のタイヤ開発技術。

 今回、T―モードに新しいHPCシステムを導入した。これにより計算時間を短縮でき、空力予測や材料物性予測などのシミュレーション回数の増加が期待できるという。電気自動車(EV)用タイヤなどの開発短縮につなげる狙いだ。