アップガレージグループが17日発表した2028年度を最終とする新たな中期経営計画で、営業利益を23年度比で倍増以上となる22億8千万円に高める。売上高は同65.2%増の207億4千万円を目指す。国内では中古用品の取り扱いの強化に加え、レンタル品や自転車関連の事業拡大に取り組む。環境保護意識の高まりに伴う、将来的なリユース品市場の拡大を見据え、新中計で強固な経営基盤づくりに力を入れる。また、4月に開始した米国での事業展開も急ぎ、早期に収益への貢献を実現する狙い。

 同社の24年3月期の連結決算は売上高が前年比10.6%増の125億円、営業利益が同13.9%増の9億円、純利益が同14.3%増の6億円で過去最高の実績だった。新中計でこの流れを加速させ、さらなる成長につなげる考えだ。