ホンダとの合弁事業を発表する工藤幸四郎社長

旭化成は、車載電池の主要部材である「セパレーター(絶縁材)」で、ホンダと北米で合弁事業を展開する。呼び水となったのは、米のインフレ抑制法(IRA)や自治体からの補助金だ。ただ、米大統領選の結果によっては車載電池や電気自動車(EV)産業に強い逆風が吹きかねない。総額で2千億円近い投資の勝算は?「IRAは投資判断の非常に大きな部分を占めている。(仮に…