1990年代、ゼネコン汚職や総会屋事件が経済界を揺らした。そんな渦中にいたある大手企業の幹部がオフレコで「談合は各社が生きていくための知恵。当然ですよ」と言い放っていたのが記憶に残る。別の幹部も総会屋との付き合いについて「必要経費」とあまり悪びれる様子もなかった。話題になったドラマ「不適切にもほどがある」の一方の舞台、昭和の残り香のようだった◆時…