両社は販売やアフターサービスでも連携している

 いすゞ自動車は1日、連結子会社のいすゞリーシングサービス(ILS、中俣直人社長、横浜市西区)と、ILS子会社のUDフィナンシャルサービス(UDFS、杉田真一社長、同)を7月1日付で合併すると発表した。ILSが存続会社となる。リース商品を手掛ける2社を統合することで、経営資源やノウハウを集約。商品展開や営業戦略における競争力の強化につなげる狙いだ。

 UDFSは2009年3月の設立で、資本金は2億4千万円。ILSは13年4月に設立し、資本金は143億7500万円。ILSにはいすゞが51%、伊藤忠商事が49%出資している。

 UDトラックスは21年にいすゞの子会社となった。両社間では、販売面で共同店舗の開設や、補修部品の共同配送などが進んでいる。今回、金融商品の面でも協力関係が深まることになる。