販売不振などで経営危機に陥った輸入車販売大手ヤナセを支援するため、伊藤忠商事が資本参加したのは2003年のこと。ヤナセの創業家の1人が伊藤忠と関係の深い第一勧銀(現・みずほ銀行)の元行員だったことから、その伝手(つて)もあって支援に乗り出したとの見方もあった◆伊藤忠の出資後、ヤナセはアフターサービス分野を強化したこともあって業績は順調に回復した。…