受賞を喜ぶ松村美月さん(左)とホンダ社員ら

 日本流行色協会(JAFCA)は「オートカラーアウォード2023」のグランプリにホンダ「N―BOX(エヌボックス)」を選んだ。受賞色は外装が「オータムイエロー・パール、ホワイトアクセント」と内装が「グレージュ×グレー」。ホンダが受賞するのは2018年度の「N─VAN(エヌバン)」以来、4回目となる。

 ホンダは、全12エントリーの中からグランプリに輝いた。テーマは「暮らしのリズムに調和するHAPPY Rhythm CMF」。内装・外装色ともに、同車種の主要ユーザーである「ママ世代」の声を聞いて実現した。13日の表彰式で、カラーデザインを担当した松村美月CMFデザイナーは「(話を聞くと)夢を持っているママが多く、ポジティブで温かいエネルギーがあった。夢を後押しするために、温かみのあるイエローで表現した」と語った。審査員の大澤かほるさんは「エヌボックスはCMF(色・素材・加工)で車の機能性やリズム、家族で使う楽しさを表現していた。愛情がCMFに表れていた」と受賞理由を説明した。

 特別賞にはヤマハ発動機「YZF―R7」(ヤマハファクトリーレーシングブルー)が選ばれた。