ホンダは23日、従業員による起業を支援する活動「イグニッション」の対象を社外に拡充すると発表した。11月から公募を開始し、最終審査に通過した個人や企業にはホンダとの協業やホンダからの出資などの選択肢を用意する。

 公募対象は起業したい個人やシードステージで起業3年以内のスタートアップ。「カーボンニュートラル」「ロボティクス」「モビリティ」「生産・製造技術」の4テーマでの事業が対象となる。

 書類選考や一時審査通過後に半年から1年かけてホンダで事業開発を手がける専門チームが新規事業の創出を支援。その後の二次審査に通過したスタートアップに協業や出資の支援といった選択肢を用意する。イグニッションは2017年に本田技術研究所で開始した活動で、21年にホンダ全社に対象を拡大していた。