ホンダとヤマト運輸は19日、交換式電池を搭載した軽電気自動車(EV)の実証実験を11月に開始すると発表した。群馬県にあるヤマトの事業所で集配業務に活用し、交換式電池の有用性や実用化に向けた課題を検証する。固定式の課題である充電時間を解消する手段としての有用性を見込む。

 ホンダが二輪車などに使用する交換式電池「モバイルパワーパック」8個を搭載した実証実験用の「N―VAN」を使用する。満充電時の航続距離は75㌔㍍で、実験では1度電池を交換することを前提に1日当たり140㌔㍍走行する。電力には再生可能エネルギーを使用し、エネルギーマネジメントの実現にもつなげる。