グッドスピードは、損害保険会社への自動車保険金の請求についての自主調査結果を発表した。4月からの約4カ月間に、損保4社に対する請求の一部の1051件を調べた結果、30件で不適切な事案が見つかったという。過剰請求額の合計は63万3950円だった。

 具体的には、当初の予定でバンパー内部の塗装を計画していたが、実際には不要と判断。それを実施したものとして請求したケースがあった。また、リアフェンダーの取り換えの際に行うリアゲートの脱着を予定していたが、実際には行わなかったものの、予定額を請求していたものもあった。

 保険金の算定を行うスタッフと、実際に作業を行う板金塗装士が別々のスタッフで、確認作業の不足によるミスだった、としている。

 今後は「作業中に撮影した写真を目視確認した上で保険金の算定を行うことにした」という。社外の弁護士や専門家を起用した調査委員会の設置などを検討していく、としている。

 また、同社は顧客専用の相談窓口(電話=052―933―4097)を設置した。