中古車販売のネクステージは24日、車検や車体整備の保険金請求に関する社内調査で、不正は確認されなかったと発表した。同社の整備工場は認証工場が136店舗、指定工場が68店舗、修理を行う板金工場が1店舗。直近1年間の車検台数は10万953台で、板金工場の作業台数は692台だったという。ビッグモーター(和泉伸二社長、東京都港区)で発覚した自動車保険金の不正請求が中古車や整備業界で大きな問題になっていることを受け、ネクステージは社内調査を実施していた。

 また、同社は車検や車体整備で不正が発生しない体制と、仮に不正が発生した場合でも速やかに発見できる体制を構築しているという。定期的な社内外の監査で不備が発覚したときは、運輸支局や保険会社などに報告し、必要な対応を行っているとした。