トヨタ自動車、広汽トヨタ、小馬智行(ポニー・エーアイ)の3社で合弁会社を立ち上げる

 トヨタ自動車は、中国合弁企業の広汽トヨタ、自動運転スタートアップの小馬智行(ポニー・エーアイ)の3社で合弁会社を2023年内に立ち上げると発表した。トヨタブランドの電気自動車(EV)にポニー・エーアイの自動運転技術を実装し、広汽トヨタが生産する。24年にも「ロボタクシー」サービスの実現を目指す。

 合弁会社の資本金は10億元(約198億円)以上。ポニー・エーアイが50%、トヨタと広汽トヨタが残り半分を出資する。ロボタクシーを手がけるポニー・エーアイは19年にトヨタと戦略的提携を結び、中国では「シエナ」や「レクサスRX」をベースとした約200台のプロトタイプ自動運転車を導入している。新会社の設立により、自動運転技術の実装とロボタクシーの商用化を推進する。

 トヨタ中国本部長の上田達郎執行役員は今回の合弁事業について「中国の自動車市場は『電動化』と『知能化』が前例のないスピードで発展している。一日も早くロボタクシーの運用を開始し、人々に安心・安全なモビリティを提供したい」と語った。