ホンダは23日、2023年3月期の決算短信を修正して発表した。5月の決算発表後に約148万台分の新たなリコール(回収・無償修理)による586億円の品質関連費用が発生したため。この結果、23年3月期(国際会計基準)の四輪事業の損益は166億円の赤字に転落した(修正前は420億円の黒字)。四輪事業が年度ベースで赤字となるのは12年3月期以来、11年ぶりだ。
ホンダの四輪事業が赤字になるのは東日本大震災による減産や円高などの影響を受けた12年3月期(米国会計基準)以来となる。12年3月期の赤字は772億円だった。