セバスチャン・ブエミ選手、ブレンドン・ハートレー選手、平川亮選手の8号車

 FIA(国際自動車連盟)世界耐久選手権(WEC)第4戦となる第91回「ル・マン24時間レース」が仏サルテ・サーキットで11日にゴールを迎え、6連覇をかけて挑んだトヨタガズーレーシング(TGR)チームは惜しくも2位に終わった。総合優勝のフェラーリとは同一周回、1分21秒の少差で惜敗した。

 今回のル・マンは開催100周年の記念大会となり、最高峰のハイパーカークラスにはフェラーリやキャデラック、プジョー、ポルシェなどこれまでで最多となる16台が参戦した。

 トヨタは、性能調整「バランスオブパフォーマンス(BoP)」として大会直前に主催者から37㌔㌘の追加重量が課され、スタート前から不利な展開となった。「GR010ハイブリッド」2台体制で臨んだが、小林可夢偉選手らが駆る7号車はアクシデントに見舞われるなどしてリタイヤ。セバスチャン・ブエミ選手、ブレンドン・ハートレー選手、平川亮選手の8号車は夜明けに首位に立ったが、パンクに見舞われて2位に後退。コースに戻った後はフェラーリの51号車を追撃したが及ばなかった。