値上げや構造改革で収益力の回復を図る

自動車事業を手がける化学・繊維メーカーの業績が悪化している。大手12社のうち10社が通期の売上高と営業利益を下方修正した。UBEと帝人は最終赤字に転落する。世界経済の減速は共通だが、資源価格の高騰や操業トラブルなどが個別に各社の利益を押し下げた格好だ。各社は値上げによるコスト転嫁のほか、構造改革を急ぎ、収益力の回復を図る考えだ。12社のうち、信越…