原材料・原燃料の高騰が続く

化学・繊維メーカーの自動車向け事業の回復が遅れている。中間決算の発表と合わせ、大手12社のうち7社が自動車関連部門の通期営業利益予想を前回から引き下げた。自動車の減産影響に原材料・原燃料の高騰が重なり、利益を圧迫している。各社からは「自動車の減産は上期が底。回復を期待したい」(住友化学の岩田圭一社長)との声も出るが、取引先への価格転嫁も下期の焦点…