芝浦電子へのTOB(株式公開買い付け)をめぐり、ミネベアミツミは8月14日、買い付け価格を従来の1株当たり5500円から6200円に引き上げると発表した。台湾電子部品大手・国巨(ヤゲオ)と同額になる。両社ともTOB期間を18日までと設定しているが、今後、ヤゲオが対抗するかや、期間が延長されるかどうかが焦点になりそうだ。

芝浦電子をめぐっては、同意なきTOB開始を発表したヤゲオに対し、ミネベアミツミが「ホワイトナイト」として対抗。両社が価格引き上げや期間の延長を続けてきた経緯がある。

一方、ヤゲオは14日、芝浦電子との間で、相互の製造拠点の訪問を通じて対話を進めることで合意したと発表。19日を皮切りに予定しているという。