2019年のシーテックの様子

 電子情報技術産業協会(JEITA)は、18~21日に幕張メッセ(千葉市美浜区)で開催する「CEATEC(シーテック)2022」の概要を発表した。今回、3年ぶりにリアルで開催するとともに、オンラインとも融合する。出展社数はオンラインも含めて約530社・団体と、19年のリアルのみの開催と比べて3割ほど減少する。

 出展社のうち、約半数の250社以上が新規出展となる。鉄道や電力会社などのデジタル化を進めているインフラ関連企業の新規出展が目立つという。オンラインのみの参加企業もある。

 今回は会場に「パートナーズパーク」を新設する。「デジタル田園都市」をテーマに153社が共創のユースケースを発信する。JEITAでシーテックエグゼクティブプロデューサーを務める鹿野清氏は「共創を実現する場」と説明。

 また、主催者企画として未来の半導体産業の可能性や次世代半導体に関する日本企業が魅力を発信するための「半導体フォーラム2022」を開催する。

 会場は「トータルソリューション」や「キーテクノロジー」など、計6つのエリアで構成する。海外企業が出展する「グローバルエリア」ではアラブ首長国連邦(UAE)の企業が初参加するほか、台湾のITセキュリティー分野の企業が初出展する。

 学生向けイベントとして日本のデジタル社会の進歩を啓発するためのオンラインツアーを実施する。出展各社の若手技術者が最新技術や製品などを紹介する。

 オンライン開催は10月1日から31日まで。