車いす使用者用駐車施設の適正利用を目指す

 国土交通省は、車いす使用者用駐車施設の適正利用の推進を図るためのガイドラインを策定すると発表した。車いす使用者などが同乗した福祉車両の優先駐車区画で、本来は必要としていないドライバーが利用する不適正駐車が課題となっている。このため検討会を設置し、適正利用に関するガイドライン案などを検討する。

 学識経験者や障害者団体、事業者団体、地方自治体などの関係者で構成する「車いす使用者用駐車施設などの適正利用に関するガイドライン作成に係る検討会」を設け、14日に初会合会を開催。自治体などでの取り組み事例を共有するなどした。国交省では昨年度に開催した「車いす使用者用施設などのあり方に関する検討会」がとりまとめた中間整理を踏まえて、ガイドラインの策定を進める。