那須町での実証実験に向けた準備の様子

 ソフトバンク子会社のボードリーは、栃木県那須町での自動運転バスの実証実験の一部を受託したと発表した。同町役場やJR黒田原駅、薬局などを結ぶ約1.6㌔㍍の公道を1日14便運行する。

 同社は自動走行に必要な走行環境や通信環境の調査のほか、3次元地図データの作成、走行ルートの事前調整、車両の運行業務などを担う。自動運転バスには、同社が開発した自動運転車両運行管理プラットフォーム「ディスパッチャー」を使って車両の遠隔監視、停留所での運行状況の情報を案内板に表示する。

 運行は8月5日まで(26、27日、8月4日は運休)。車両は仏ナビヤの9人乗り電気バス(EVバス)「アルマ」を使用する。

 栃木県は2025年度に自動運転バスの本格運行を目指しており、今回の実験は同県の「ABCプロジェクト」の一環として実施される。23年度まで県内各地で実証実験を実施する予定。