ボッシュは、セキュリティーで保護された車両にもアクセスできる整備診断ソフトウエア「セキュアダイアグノシスアクセス(SDA)」の対応メーカーを拡充したと発表した。6月にメルセデス・ベンツの現行モデルを追加した。先進運転支援システム(ADAS)のエーミング(機能調整)作業など、能動的な診断機能を実行できる。ボッシュは自動車メーカーとの契約でアクセス権を一元管理しており、同社を介して専業整備事業者に提供する仕組みとなっている。
現行のSDAはフォルクスワーゲン(VW)グループやフィアット、アルファロメオ、ランチア、アバルト、クライスラー、ダッジ/ラム、ジープでセキュリティー保護された車両にアクセスできる。今後も自動車メーカーの開発部門との協力関係を深め、専業整備工場が競争力を維持できるサービスを提供していく考えだ。