カービューティープロが発売した「CS―P10カーリフレッシュプロ」
神風コレクションは、車両半分を磨き施工したトヨタ自動車「MR―S」を展示
ソフト99コーポレーションの内装向けコーティング製品「コンフォートガード」
事業者向け製品を一堂に展示した武蔵ホルト

 「国際オートアフターマーケットEXPO(IAAE)2022」(会期=9~11日)では、洗車や補修用ケミカルの用品に注目が集まった。一般ユーザーの間では新型コロナウイルスの拡大による巣ごもり需要を契機に、洗車や補修への関心が高まっている。これを受けて、ケミカル類の販売が伸長している。中古車販売店や整備工場でも、付加価値を高めるサービスとして洗車を軸に、集客に取り組む事業者も増えてきた。洗車用ケミカルやコーティング剤などを扱うメーカー各社はIAAEへの出展を通じて、製品を広く周知させ、販売増に取り組んでいた。

 洗車用品では外装に目が向きがちだが、今回のIAAEでは車内向けの製品をアピールする動きが目立っていた。カービューティープロ(古賀大介代表取締役、東京都世田谷区)では車内専用の抗菌・抗ウイルスコーティング剤「CS―P10カーリフレッシュプロ」を初披露した。新製品はスモーク式で、一度施工すると約1年間、効果が持続するという。外装のコーティングと異なり、効果が確認しにくいため、科学的に検証した数値をカタログなどで分かりやすく示していた。

 ソフト99コーポレーションは「ジーゾックス」シリーズで、4月に発売を予定する車内向けコーティング剤の「コンフォートガード」を展示した。光触媒を採用し、除菌だけでなく消臭機能の持続性を高めた。天井やマットと、シートなど素材の特性に合わせて造り分けることで高い効果も引き出す。同社とカービューティープロでは自動車販売・整備の分野に限らず、タクシーやバスなどの事業者も視野に出展製品を提案していく方針だ。

 定番の外装用でも注目商品の展示が相次いだ。IAAEに初出展したKCインターナショナル(森田海代表取締役、横浜市旭区)は、「神風コレクション」ブランドによるブラシなどの洗車用ツールやワックス、コーティング剤などをアピールした。同社では海外をメインに事業展開しているが、コロナ禍で成長している国内市場も強化する考え。車両の半分を自社製品で施工した車両を展示し、技術や性能の高さを訴えていた。

 補修用品も目を引いた。武蔵ホルト(渕田昌嗣社長、東京都千代田区)は、整備工場などの事業者が役立つ製品ラインアップを提案し、新たな顧客獲得に取り組んだ。一般ユーザーからは補修用塗料などで広く周知される一方で、業務用製品の認知度が低いという。このため、環境に配慮した水性の錆止め塗料をはじめ、業務用途の製品を数多く展示し、効果や利便性などを訴求していた。

(前野 翔太)