ホンダアクセス(白土清成社長、埼玉県新座市)が発表した「家族での長距離ドライブに関する調査2021」の結果から、長距離ドライブで最も使用する安全運転支援システムは「クルーズコントロール」(23・8%)だったことが分かった。続いて多かったのが「車間維持支援システム」(20・2%)で、高速道路を走行する際に「道路状況や疲労状況に関係なく使用する」と答えたドライバーは54・5%と半数を超えた。
高速道路を走行する際、クルーズコントロール(搭載車両を所有する238人)を「道路状況や疲労状況しだいで使う」とした回答は51・7%を占めた。対照的に、車間維持支援システムで同様の回答を示したのは21・2%だった。なお、回答者全体の56・1%は安全運転支援システムを搭載していない車両を所有していた。
「カーナビゲーション・ナビゲーションアプリの利用実態」(単一回答)については、「カーナビゲーションだけを利用する」が52・0%、「両方を同時に利用する」が31・0%、「ナビゲーションアプリだけを利用する」が11・7%だった。男女・年齢別では、20~30歳代女性が「両方を同時に利用する」が41・0%で、「目的地や経路に関する有益な情報を入手することで、より充実した長距離ドライブを楽しんでいる」(同社)とみる。
「長距離ドライブでよく使うクルマのボディータイプ」(複数回答)は、「ミニバン」が32・7%でトップだった。次いで「軽自動車」が22・2%、「コンパクトカー」が15・4%と、昨年の順位と変わらなかった。今回の調査から新たに「電気自動車(EV)」の項目が加わり、順位としては下位であったものの0・4%の回答があった。
アンケート調査は7月2日から1週間、ネットエイジア(三清慎一郎代表取締役、東京都中央区)がインターネット上で実施した。自家用車を保有し片道100キロメートル以上のドライブをしたことがある、配偶者と子どもがいる20~59歳の男女1千人から回答を得た。また、今回から新車への搭載が増えている運転支援システムの使用状況や、ナビゲーションシステムの活用に関する設問を新たに追加した。