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 ホンダアクセス(白土清成社長、埼玉県新座市)は23日、「秋レジャーと交通安全に関する調査2020」の結果を公表した。調査では、車中泊をした経験のある回答者が全体の3割超に上ったほか、20、30歳代の半数以上が今後も車中泊をしたいと考えていることが明らかになった。

 調査は9月18~23日、ネットエイジア(三清慎一郎代表取締役、東京都中央区)がインターネット上で実施。自家用車を保有する20~69歳の男女1千人から回答を得た。

 車中泊をしたことがあるかを尋ねる設問では、「したことがある」と回答した人が34・1%に上った。年代・男女別では50歳代男性が50・0%とトップで、また全ての年代で男性の割合が女性の割合を上回った。車中泊のきっかけでは「安さ」(32・6%)「時間に縛られない」(19・4%)「宿を気にせずあちこち回れる」(18・5%)と、旅行・レジャーでのメリットを挙げる回答が続いた一方、「災害時の避難として車中泊を経験した」との回答も4・1%あった。

 車中泊経験者に今後も車中泊をしたいか尋ねる設問では「したいと思う」との回答が38・4%となり、20歳代では52・5%、30歳代では58・1%に達した。ホンダアクセスが8月に公表した調査でも車中泊へ関心を示す20、30歳代は5割超に上っており、「3密」を避けたレジャーや移動の手段として、若者の間で車中泊ニーズが依然高いことを裏付けた格好だ。

 交通安全運転に関する質問も実施した。あおり運転に対する罰則を強化した改正道路交通法が今年6月に施行されたことを「知っていた」とする回答が81・8%に達したほか、危険運転の適用範囲を拡大する改正自動車運転処罰法が7月に施行されたことについても、74・7%が知っていたと回答。自家用車ユーザーの間では交通安全に対する意識が高く保たれている実態が明らかとなった。