車選びの主導権は夫の手に―。ホンダの純正用品子会社のホンダアクセス(白土清成社長、埼玉県新座市)が実施した調査で、夫婦で車の購入を検討した時に予算決めや車種選定などさまざまな部分で夫の意見が採用されるケースが多いことがわかった。予算の決定にあたっては、回答のうち66・0%が夫の意見を優先したとしており、ファミリー層への新車・中古車販売においては、男性へのアプローチが最も重要なカギを握ることが明らかになった。

 夫婦共働き世帯の増加や女性の社会進出が進んだ中でも、家庭の車選びは〝お父さん〟の存在感が最も強いようだ。

 ホンダアクセスが実施した「クルマの購入とカーライフ費用に関する実態調査2020」によると、車を購入した時、「予算」「車種」「ボディーカラー」「オプション」について、家族の誰の意見が最も優先されたかと聞いたところ、4項目すべてで「夫の意見が優先された」とする回答が最多だった=表。

 「予算」だけでなく、「車種」で65・1%、オプションで68・3%と、6割を超える人が「夫の意見を採用した」と回答した。最も低かった「ボディーカラー」でも54・1%と、半数を超えた。

 また、欲しい車が当初予算を上回った場合でも、夫の意向が購入の可否を握る傾向もあるようだ。予算オーバーだった時の行動についての質問では、女性は「あきらめると思う」が56・4%と慎重派が多数を占めた半面、男性は「買うと思う」が56・6%に上った。さらに配偶者が買いたい車が予算オーバーだった場合は、女性の51・4%が「買うと思う」としており、夫の購買意欲が最終判断の決め手となっている。

 車に掛かる費用で積極的に費用を掛けたいと思うものは、29・2%が衝突被害軽減ブレーキなど「最新の安全装備」と答えて最も多かった。続いて「車両本体」が22・9%、「タイヤ」が21・0%、「車検・メンテナンス」が19・8%と続き、安全への備えには出費を惜しまない傾向が強い。

 同調査は、自家用車を持つ20~69歳の既婚ドライバーを対象に、インターネットで1千人から回答を得た。回答者のマイカー(最も頻繁に運転する車)のボディタイプは、「軽自動車」27・6%、「ミニバン」21・9%、「コンパクトカー」19・5%、「セダン」11・0%、「SUV」8・6%だった。