トヨタ自動車は26日、レクサスの中型セダン「ES」を改良し、販売を開始したと発表した。フロントグリルやヘッドランプの意匠を変更したほか、サスペンションに改良を加えるなど乗り心地を向上させた。

 エクステリアデザインは、フロントグリルに新たな意匠のメッシュパターンを採用。三眼ランプは、ブレードスキャンアダプティブハイビームシステム(AHS)をESとして初採用した。インテリアはマルチメディアシステムをタッチディスプレー化し、取り付け位置も変更した。

 走行性能では、足回りを中心に変更を加えた。リアサスペンションのメンバーブレースを1枚から2枚の板を合わせた構造に変更し剛性を向上。「Fスポーツ」には最新のリニアソレノイド式AVSを採用し、乗り心地と操舵応答性を高めた。

 価格は「ES300h」が599万円で旧モデルと変わらず、「Fスポーツ」が651万円で2万1千円高、「バージョンL」が715万円(消費税込み)で2万円高となっている。月間販売目標は350台。