JDパワージャパン(山本浩二社長、東京都港区)は26日、国内ユーザーのアフターサービスに関する満足度を車両ブランド別に比較した「2021年日本自動車サービス顧客満足度調査」の結果を発表した。5ブランドが対象となった「ラグジュアリーブランド」は、レクサスが15年連続の1位を獲得。「マスマーケット国産ブランド」は、ホンダが最高評価だった。

 ラグジュアリーブランドでトップだったレクサスは、「店舗施設・サポート」「予約/入庫」「サービス品質/納車」の全項目で最高評価となり、1千ポイント満点で805ポイントを獲得した。対象5ブランドの平均は760ポイントで2位のボルボは769ポイントだった。

 マスマーケット国産ブランド1位のホンダも調査3項目すべてで評価が最も高く、740ポイントを獲得した。2位の日産(733ポイント)、3位のトヨタ(726ポイント)と僅差だった。対象8ブランドの平均は720ポイント。「マスマーケット輸入ブランド」は、ミニが745ポイントで1位。「予約/入庫」の評価が高かった。2位は1ポイント差でフォルクスワーゲン(744ポイント)だった。

 全体の満足度は20年の調査と比べて8ポイント上昇しており、コロナ禍による低下は見られなかった。調査結果では、具体的な整備内容の説明や作業内容ごとの費用の明細などといった入庫客への説明が安定的に行われていたことを要因に挙げている。

 同調査は、新車購入後14~49カ月が経過した顧客を対象に実施し、今回が20回目。直近1年間にメーカー系正規販売店にサービス入庫した8720人に「店舗施設・サポート」「予約/入庫」「サービス品質/納車」などの項目について満足度を確認した。