どこでも配車機能のイメージ

 デンソーテン(加藤之啓社長、神戸市兵庫区)は、小規模のタクシー事業者向けに新世代タクシー支援システムの新モデル「Type―C」を発売すると発表した。クラウド型ウェブサービスを活用することで、従来のような専用機器を必要とするシステムが不要のため、導入時のコスト削減を可能にする。

 新モデルでは、タブレット端末に機能を集約、クラウド型のウェブサービスを活用することで、タブレット端末があればどこからでも配車指示ができる「どこでも配車機能」を新たに搭載した。

 この機能を利用することで、深夜などの閑散時間帯でコールセンターにオペレーターが不在でも、タクシーの利用依頼の電話をタブレット端末で受信し、タクシー車両や自宅などからでも簡易的な配車業務が可能となる。コロナ禍におけるニューノーマル(新常態)時代のフレキシブルな働き方にもつながるとしている。