発表会に出席したアルパインマーケティングの石田宗樹社長(左)とアルプスアルパインの米屋信彦副社長

 アルパインマーケティング(石田宗樹社長、東京都大田区)は、車載オーディオシステム「アルパインエフナンバーワンステータス」の予約受注を7月から開始する。車載用オーディオのフラッグシップモデルとして17年ぶりに刷新し、車内でも高品質なハイレゾ音源を再生できる機器として開発した。国内ではアルパインブランドの直営店「アルパインスタイル」で販売するコンプリートカーのオプションとして取り扱い、海外でも展開する。

 カーオーディオ業界で初めてCD規格の17・4倍の情報量となる、384㌔㌹・32ビットのハイレゾ音源の再生を実現した。システムに車載用水晶発振器「OCXO・デュカロン」を搭載し、周波数精度を高めデジタル信号のズレを低減させた。全スピーカーに炭素繊維強化樹脂(CFRP)を採用し、スピーカーユニットの振動板素材の統一で音色の完全シンクロを実現した。また、技術者が最適な音響空間になるよう車種ごとに調節する。

 アルパインスタイルで、内外装をカスタマイズしたコンプリートカーに搭載し販売する。7月から予約を受け付け、秋に生産・販売を開始する。

 価格は「アルファード・エグゼクティブラウンジS」が1250万円で、オーディオシステム250万円、音響のチューニング費用150万円を含む。新製品の狙いについて、アルプスアルパインの米屋信彦副社長は「音のアルパイン復活を目指し、3年前から計画が始動した。CASE(コネクテッド、自動運転、シェアリング、電動化)の実現に向けて音の重要性を再認識し開発した」と述べた。