奈良トヨタグループの奈良トヨタ自動車(菊池攻社長、奈良県田原本町)とトヨタカローラ奈良(同社長、奈良市)は15日、2021年4月1日付で合併すると発表した。奈良トヨタを存続会社とし、カローラ奈良を吸収合併する。新会社名は「奈良トヨタ」で、菊池社長が新会社のトップに就任する。トヨタの全車種併売化や業界を取り巻く環境の変化に迅速に対応することが狙い。合併により経営基盤の再強化を図るとともに、奈良県内を広くカバーする店舗網の構築で、より地域ニーズに合ったサービスの提供を目指す。
新会社は、レクサスとフォルクスワーゲンを含めて県内に新車と中古車26店舗を展開する。本社は、現在の奈良トヨタグループ奈良本社(奈良市南京終町)に置く。21年4月時点の従業員数は551人を見込む。
奈良トヨタグループは同一資本である奈良トヨタ、カローラ奈良、トヨタレンタリース奈良、トヨタL&F奈良、奈良トヨタCDSテクノの5社が集まった企業グループ。