BASFは、自律移動ロボットなどを開発するZMP(谷口恒社長、東京都文京区)、ワイヤレス給電装置などを手掛けるビー・アンド・プラス(亀田篤志社長、埼玉県小川町)の2社と、自律型ワイヤレス充電を行うコンセプトロボット「モビパワー」を開発したと発表した。同ロボットは第5世代移動通信システム(5G)とIoT(モノのインターネット)、人工知能(AI)機能を組み合わせ、高度なコンポーネントとセンサーを格納できる堅牢性と耐久性を持つ。

 BASFは、ワイヤレス充電器やレーザーハウジングなどには寸法安定性と耐候性、耐薬品性などに優れる部分結晶性飽和ポリエステルの「ウルトラデュアー」を、ボディーハウジングにはポリアミド樹脂の「ウルトラミッドPA」とウルトラデュアーを提供し、高い表面品質と耐摩擦性を実現することで、モビパワーの開発に貢献した。