大学時代の後輩と三十数年ぶりに会った。名古屋の大学を卒業した後、故郷の青森に戻り地元の建設会社に就職。今では数十人を抱えるその企業で経理や総務の責任者を務めているという。青森訛りの懐かしい口調を聞きながら思い出話にふけっていたが、ふと「本当は遊んでいられる状況じゃないんだよな」とつぶやき笑顔が消えた◆御多分に漏れず青森にも不況の波は押し寄せている…