横浜ゴムは、IoT(モノのインターネット)を活用した商用車向け次世代タイヤマネジメントシステム「T.M.S」をリニューアルし、10日からサービスを開始すると発表した。空気圧モニタリングシステム「ハイテス4」と連携させることで、タイヤ内部の空気圧や温度をリアルタイムで監視し、注意喚起などを行う。

 T.M.Sは、車両やタイヤのデータを管理するサービス。今回の改良では、スマートフォン(スマホ)とタイヤの溝を測るデバイスであるデプスゲージを連携させることで、溝の深さの自動入力を可能とした。また、ハイテス4では管理値に達した際に色点滅で伝えるインジケーターを採用したほか、スマホ上でタイヤの状態を確認できる機能を追加した。

 二つのシステムを連携することで、車両から離れた場所からでも車両位置やタイヤ内部の空気圧の確認ができる。

 従来は現場で担当者が確認、管理していたタイヤ情報をインターネット上に自動で集まるようにすることで、点検のスピードアップや効率化につなげる。