日産自動車は、グローバルでの生産能力の最適化を進めている。経営不振に陥っている同社が5月に策定した事業構造改革計画では、生産能力の引き下げと稼働率の向上、商品ラインアップの削減が収益回復への柱となっている。新型コロナウイルスの感染拡大が業績悪化に追い打ちをかける中、「選択」と「集中」への取り組みが急務となっている。日産の2019年度世界生産台数は…