三菱ふそうトラック・バスは22日、「ジャパンモビリティショー(JMS)2025」で水素を動力源に使う大型車のコンセプトモデル2車種を初公開すると発表した。長距離を走り、大出力が求められる大型車の脱炭素化技術として提案する。

 燃料電池トラック(FCトラック)「H2FC」を出展する。最大航続距離は1200キロメートルと試算する。液体水素を高効良く充填できる「サブクール液体水素充填」が可能で、タンク容量80キログラムを15分で充填可能とする。三菱ふそうは同技術の国内での実用化を目指し、岩谷産業と研究している。

 水素エンジン搭載車も出展する。圧縮水素ガスを使い、主要部品はディーゼル車から流用しているという。