国土交通省は、EVモーターズ・ジャパン(EVMJ、佐藤裕之社長、北九州市若松区)に対し、道路運送車両法に基づく立ち入り検査を21日に行った。EVMJは、販売する電気自動車(EV)バスで不具合が見つかり、国交省から総点検の指示を受けていた。点検の結果、全販売車両の3割超となる113台で不具合が見つかった。今回の検査では、その報告内容が適正かを確認した。

 該当のEVバスは、中国の新興バスメーカー3社が生産し、EVMJが輸入販売している。「大阪・関西万博」での人員輸送やスクールバス用などとして導入されたが、ブレーキホースやドア部品などの不具合が相次いだ。

 国交省は、立ち入り検査の結果を踏まえ、今後の対応を検討する。