マツダは25日、「マツダ3」に新方式のガソリンエンジン「スカイアクティブX」=写真=を設定し、12月5日に発売すると発表した。これまで明らかにしていなかった燃費も16・2~17・4㌔㍍/㍑(WLTCモード)と公表した。

 スカイアクティブXは、同社独自の燃焼制御技術「SPCCI(火花点火御圧縮着火)」により、ガソリンエンジンの高回転までの伸びとディーゼルエンジンの燃費やトルクを融合させたエンジン。24㌾マイルドハイブリッドシステム「Mハイブリッド」を搭載し、燃費性能を高めた。例えば、FF(前輪駆動)のセダンタイプの場合、ガソリンエンジンの燃費は1㍑当たり15・8㌔㍍だが、スカイアクティブXでは17・4㌔㍍となる。

 マツダは当初、10月にスカイアクティブXをマツダ3に搭載する予定だったが、推奨燃料をレギュラーからハイオクに変更するために発売日を12月中旬に延期すると発表していた。価格は319万8148~355万5648円(消費税込み)。エントリーグレードの価格はガソリン車と比べて約70万円高。