日産自動車は9月4日、高速道路で手放し運転が可能になるなど一部改良した「スカイライン」の発表1カ月半の事前受注が販売計画の9倍近くに達したと発表した。

スカイラインは、高速道路で単一車線でハンドルから手を離すハンズオフでの自動走行が可能で、車線変更も支援する運転支援システム「プロパイロット2.0」を搭載するなどして9月17日に発売する予定。日産では、プロパイロット2.0の設定や、ガソリンエンジンを自社製の3.0リッターV6ツインターボエンジンに切り替えるなど、スカイラインの一部改良を7月16日に発表、販売会社で予約注文を受け付けてきた。

発表から約1カ月半のスカイラインの受注台数は1760台となり、販売目標の9倍近くになったとしている。

受注の内訳は「プロパイロット2.0」を搭載したハイブリッドモデルが48%と全体の約半数を占めている。ターボエンジンモデルが52%だが、中でもハイパフォーマンスモデルの「400R」が半分を占めており、計画に対して想定以上の人気になっているという。セダン市場のユーザーの平均年齢は50代後半だが、400Rは40代以下が3割近く占め、年齢層の若い傾向にある。

ボディーカラー別ではブリリアントホワイトパールが最も人気で全体の40%を占めている。