ホンダが8月29日に発表した2019年7月の生産・販売実績によると、世界生産台数が前年同月比2.0%増の42万9636台と、2カ月ぶりに前年を上回り7月として過去最高となった。

中国やインド、マレーシア、タイで生産台数が前年を割り込んだものの、米国が「CR-V」、「シビック」の生産台数増加で同34.7%増の9万1011台と、大幅に増加したため。国内生産は国内販売、輸出ともに前年を上回り、同1.5%増の7万9415台と順調だった。中国は前年のCR-Vのリコール問題後、増産した反動で同2.7%減の13万8260台とマイナスとなった。

グローバル販売は同0.6%減の43万台と微減で、5カ月ぶりにマイナスとなった。国内販売は軽自動車などの販売が好調で同8.5%増となったほか、米国がシビック、CR-Vなどの販売が順調で同1.9%増となった。

アジアはインド、マレーシアで低迷し同3.2%減の17万2000台とマイナスだったが、このうちの中国はアコード、CR-Vの販売が好調で同9.4%増の11万5000台と、7月として過去最高となった。欧州はディーゼル車の販売が低調で同7.3%減の9000台にとどまった。