日産自動車が8月29日に発表した2019年7月のグローバル販売台数は前年同月比7.8%減の39万4516台と、11カ月連続マイナスとなった。

国内販売は軽自動車「デイズ」シリーズの販売が順調でほぼ横ばいだったものの、北米が同10.2%減の13万1097台と低迷した。米国の「ローグ」や、メキシコの「セントラ」が落ち込んだ。欧州も「キャッシュカイ」の販売が低迷し、同28.1%減の4万2505台だった。

中国は「エクストレイル」などの販売が好調で同1.4%増の10万8343台となり、7月として過去最高となった。世界販売全体に占める中国比率は27.5%と、3割近くを占めた。

また、グローバル生産台数は同5.2%減の38万5850台と、8カ月連続マイナスとなった。国内生産が輸出の減少などで同2.5%減の7万5791台と、6カ月連続で前年割れ。米国は「タイタン」の在庫調整などによって同3.2%減の5万4085台と落ち込んだ。メキシコもセントラのマイナスで同21.7%減と大幅マイナス、英国が「ジューク」の減少で同24.4%減の2万1747台と落ち込んだ。

中国は「キックス」などが好調で同4.0%増の11万7952台で、3カ月ぶりに前年を上回って7月として過去最高となった。