スズキが8月29日発表した2019年7月のグローバル販売台数は、前年同月比22.7%減の22万1495台と大幅マイナスとなった。9カ月連続の前年割れ。特に景気が低迷している主力のインドの販売が同36.3%減の9万8210台と大幅に落ち込んだのが主因。インド販売は5カ月連続マイナスとなった。

完成検査の不正問題を受けて、生産スピードを落としていることから国内生産は、同15.0%減の7万6957台と、3カ月連続で前年を割り込んだ。国内販売も同12.0%減の5万3226台で、主に「ハスラー」「ワゴンR」「イグニス」「クロスビー」が減少した。

海外生産はインドやタイで生産が減少したため、同18.2%減の17万9721台と、6カ月連続マイナスとなった。。インド生産は、販売の低迷を受けて同25.3%減の13万3250台だった。タイは、前年に現地で「スイフト」の生産を開始した反動や、市場でコンパクトカーの販売が低迷しているため減少した。