開発中の超急速充電器「Super RAPIDAS-SR」のイメージ

JFEエンジニアリングは8月19日、子会社のJFEテクノスが電気自動車(EV)向けに国内最大出力となる100kWの超急速充電器「スーパー・ラピダス-SR」を開発したと発表した。今後、充電時間を半減し、充電能力を高めた充電器を2020年度上期から販売する計画。

開発した超急速充電器は、CHAdeMO 2.0の基準に準拠した蓄電池を内蔵する。最大出力は100kWで、国内で販売されている充電器としては最大出力。

内蔵蓄電池のアシストによって受電を50kW以下に抑えられるため、急速充電器の受電契約で、東京電力の場合、電力基本料金が年間200万円の高圧受電契約に比べて、約70%安い58万円程度の低圧受電契約が可能になるとしている。

今後、充電時間を半減して実用性を確認した超急速充電器を2019年度内に開発を完了し、2020年度上期にCHAdeMO認定を取得、全国で販売する計画。