企業連合を組む日産自動車と三菱自動車が業績悪化に直面している。4~6月期の決算では、両社とも営業利益が前年比約9割減と、収支均衡に近い状態となった。両社に共通するのは、カルロス・ゴーン前会長が主導した米国やアジアでの拡大路線の反動だ。電動化や自動化、共有利用など自動車業界の構造的変化が起こる中、経営改革を進めることでゴーン体制のうみを出し切り、次…