オープンイノベーション拠点「AND ON SHINAGAWA」

京浜急行電鉄は7月11日、サムライインキュベート(榊原健太郎代表取締役)、ヒトカラメディア(高井淳一郎代表取締役)とともに、次世代交通をテーマとするオープンイノベーション拠点「AND ON SHINAGAWA(アンドオン品川)」を、品川駅高輪口(西口)エリアに開設したと発表した。

新しい施設で取り扱うテーマ領域は「モビリティ変革」と「MaaS(モビリティ・アズ・ア・サービス)」と、その周辺領域に特化、デジタル・テクノロジーを活用した次世代の交通インフラの構築と、関連するサービス創出を図る。

施設のワークスペースを利用できるのは、テーマ領域に関連するスタートアップと大手企業で、会員制で有料の専用デスクや、打ち合わせスペースを自由に利用できる。スタートアップ企業の会員は、京急電鉄や、テーマ領域に関連する大手企業などで構成する「AND ONパートナー」が成長を支援する。

また、最大50人程度収容可能なイベントスペースは、3社やパートナー企業が持つ知見、ネットワークを活用し、会員以外も参加可能なさまざまな取り組みを実施する予定。具体的には、テーマ領域に関連するスタートアップ企業のピッチイベント、専門家による講演会、京急電鉄やパートナー企業の経営課題を題材としたワークショップ、サムライインキュベートによる短期集中型のオープンイノベーション・プログラムなどの開催を検討する。

3社は施設を起点としたイノベーション・エコシステムを形成、スタートアップ、大手企業などによるオープンイノベーションの加速と、成果物の社会実装を支援していく。