「アテンザ」から車名変更する「マツダ6」

マツダは7月4日、車両のペットネームをグローバルで統一すると発表した。国内専用の車名だった「アテンザ」を同日から「マツダ6」、「デミオ」も近くモデル改良に合わせて「マツダ2」にそれぞれ変更する。「ロードスター」のみ現行の車名を継続する。会社名を冠した車名にしてマツダブランドの価値向上を図る。

マツダでは社内で「第7世代」と呼ぶ新世代商品の第1弾として5月24日に発売した新型「マツダ3」の車名を「アクセラ」から変更した。マツダ3は海外市場でのアクセラの車名。海外市場では「英語+数字」の車名は多いが、マツダは日本市場では「覚えてもらえない」ことから海外とは異なるペットネームを付けていた。SUVの「CX」シリーズは「英語+数字」の組み合わせだが、日本市場に浸透したことからセダンタイプのモデルも海外と同じ「社名+数字」に変更することにした。

アクセラの一部改良に合わせて車名を海外市場と同じマツダ6に変更する。デミオについていても近くマツダ2に変更する予定だ。ロードスターについては海外市場で「MX-5」の車名で販売しているが、2ドアオープンモデルという自動車のカテゴリーを表したものを国内で商標登録していることから継続する。

マツダは2012年の6世代モデルである新世代商品からブランド戦略を推進しており、「マツダらしい」新型車投入や最新技術の継続的な投入、国内販売店のリニューアルに加え、会社名の入ったグローバルで統一した車名に切り替え、国内でマツダブランドの価値向上を図る構え。