伊東教授(左)は「確率共鳴」を応用してLiDARの認識性能を改善。セニアカーで自動運転向けのシステムを研究する

■LiDARの弱点低コストで芝浦工業大学の伊東敏夫教授(システム理工学部機械制御システム学科)は、自動運転技術の重要デバイスとして開発が活発なLiDAR(レーザーレーダー)の弱点とされる物体の遠距離認識性能を、低コストで改善する技術を開発した。生物が雑音(ノイズ)を利用して外敵などの認識力を高める「確率共鳴」という現象を応用。80メートル先にある…